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マネーコーチ&今日の一冊

マネーコーチ&今日の一冊

国内株式の価格(時価)

今回は、国内株式の価格(時価)がどのようにして決まるのかについて書きます。

 説明する例として、A株についての取引を行うのが、下記の2人だけだとします。

 A株は東証上場銘柄で、昨日の終値は、1000円とします。
 買いたい人(Bさん)は、指値  900円で、1000株 買いの注文を出しました。  
 売りたい人(Sさん)は、指値 1100円で、1000株 売りの注文を出しました。

  売り手       値段      買い手
  1000株    1100円             
           1000円
            900円   1000株
  
  この場合ですと、売買は成立しないです。
  その理由は、成立するためには、1100円か900円になるわけですが、
  1100円の場合は、買い手が、200円損をしてしまいます。
   900円の場合は、売り手が、200円損をしてしまいます。

  ただ、成立しませんでしたとだけ、BさんとSさんに報告しただけでは、BさんもSさんも困りますよね。
  そこで、情報として、上記の情報を提供します。

  この情報を見れば、

  Sさんは、900円だったら買いたい人がいるので、もう少し価額を下げれば売れるかもしれない、
  と考えます。もちろん、それだったら売らないことにしようと、考えるかもしれませんが。

  Bさんは、1100円だった、売りたい人がいるので、もう少し価額を上げれば買えるかもしれない、
  と考えます。もちろん、それだったら買わないことにしようと、考えるかもしれませんが。

  この情報を見て、次のような行動をとりました。
  買いたい人(Bさん)は、指値 1000円で、1000株 買いの注文を出しました。  
  売りたい人(Sさん)は、指値 1000円で、1000株 売りの注文を出しました。

  売り手       値段       買い手
  1000株    1000円    1000株         
           
  これですと、売買は成立します。このときのA株の時価は、1000円になります。


  次のような行動だったら、どうなるのでしょうか?
  買いたい人(Bさん)は、指値 1100円で、1000株 買いの注文を出しました。  
  売りたい人(Sさん)は、指値  900円で、1000株 売りの注文を出しました。

  売り手       値段       買い手
           1100円    1000株         
           1000円
  1000株     900円

  この場合には、売買は成立します。このときのA株の時価は、1100円になります。
  1100円の場合は、売り手が徳をします。
   900円の場合は、買い手が徳をします。
  両方同じじゃないかと思うかもしれませんが、
  売りの場合には、価額が低いほうが優先されます。
  買いの場合には、価額が高いほうが優先されます。

  買い手は、自分が指値した値段以下で、買える事はありえる。
  売り手は、自分が指値した値段以上で、売れることはありえる、ということです。
  ただ、基本的には指値で注文を出したときには、指値で売買が成立すると考えてください。

  
  今回は指値で書きましたが、次回は、成り行き注文について書きます。
  
     
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【運用会社について8】(投信投資顧問会社)

 運用会社から見た、投資信託の魅力について
  
  前回は、収入面から見たメリットを書きました。

  今回は、もうひとつのメリットについて書きます。

  顧問料・委託者報酬を、どのようにして頂くのか、その違いがあるということです。

  投資顧問の場合には、お客様に請求書をお渡しして、お客様から振り込んでいただきます。
  ということは、お客様が「払いたくない」と支払いを拒否された場合には、どうなるのでしょうか?
  「振り込んでいただけないんなら、ファンドから取ろうか」ということは、絶対に出来ないです。
  誠意を持ってご説明させていただき、納得していただくしかないのです。
  
  投資信託の場合にはどうでしょうか。
  前回の説明どおりに、ファンドから毎日頂いてますので、決められた時期に、頂くだけで済みます。
  そうなんです、決められた時期には、決められた金額が、必ず入金されます。
  これが、もうひとつのメリットです。

  投資顧問の営業で、昔バブルが崩壊した時に、本当か嘘かは知りませんが、
   話の途中で、お茶を頭から、かけられた。
   「おまえが死んで、その保険金で支払え」と言われた など、大変な場合もあるみたいです。
   (年金基金さんではないです、念のため)
  
  では、投資信託のデメリットは、コスト面では、宣伝費やら、目論見書等の印刷費等の
  初期費用が大きいので、資産規模が大きくならないと、儲からないというのがあります。

  デメリットといえるかわかりませんが、投資信託独自のオモシロイ現象もあります。

  次回は、そのオモシロイ現象について書きます。
  
  




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